無限遠の君へ/ 重音テトSV
動画
初めてまともに 3D モデルをいじらせていただきました。
歌詞
日本語
あの日君と見た星を 見つけることもないままに きっと厚い雲の奥に 隠れてしまったんだろう 風が君を忘れる前に 書き残した やがて 月の明かりが ほら夢を覚ますように 照らす 雲の向こうから届く灯を まだあの頃の 君がいますように 薄雲の切れ端の向こう 君は そこにいるのですか? 摂動が君の道を変えて 僕らが交差する日があるなら 僕は君に何を言うだろう 口数が多くなりそうだね 君が僕を思い出すように 書き記した やがて 時が辺りを そう、惨く掘り起こすとしても そこから僕が見えますか? この線分が意味を成してますか? 見えるなら返事がほしい 君は そこにいるのですか? (間奏) 迷える時を同じくして まだこの海を泳ぎ続けるのに もう二度と会えないなら せめて そらに歌おうか
Note
- 映像がないと意味不明だと思ったので、MV を頑張って作りました
- 摂動は惑星の軌道がほかの天体の重力で乱される現象で、2 人の人生を惑星に例えています
- 最後の「そら」は「空」であり「虚」でもあります (うるせ~)
English
Free translation of Lyrics:
There may be the stars, I saw with you in those days, which I haven't find since then. Perhaps, it must have been hidden behind the thick clouds. Before the wind forgot you, I wrote them down. Eventually, the light of the moon shines on me as if it's waking me up from a dream. Lights are casted among through the clouds. I hope you remain the same as you were. Beyond the edge of the thin clouds, I wonder if you are still there. If a perturbation changes your path and we cross our ways, what will I say to you? I have a lot to talk about. In order to remind you of me, I wrote it down. Even if the time eventually digs up everything cruelly... Can you see me from there? Do these lines make sense to you? If you see something, I want your answer. I wonder if you are still there. [Music] Though we're straying in the same time and we have to continue to swim in these oceans, I know we'll never meet again. So, at least, let me sing to the skies. [The song of two]
動画の作成メモ
モーションを探したり、作成したりしたのと若干の Blender の利用についてのメモを記載します。
モーション探し
ワルツのモーション、配布している方は見つけたのですがモデルの身長や、テンポが違うという問題、 踊ってほしいモーションと違う、ということもあり結局自作することになりました。
ほかのシーンにおいても探してみましたが、ピンポイントで自分が欲しいモーションなんてあるわけもなく、 基本的には自分で作らざるを得なくなりました。
ただ、歩きモーションと走りモーションは汎用性が高いのでお借りしました。 しかし、歩きと走りを止める部分については自作する必要はあります。
作ったモーション
せっかくいっぱい作ったし、努力の証として載せます。
立ち止まる → 花を拾い上げる / 立ち止まる → ちょっと待ってよのポーズ
イントロ部分です。 歩きは上述の歩きモーションを流用させていただきましたが止まる部分は自分で作りました。 だから不自然なんだ、と言われそう。
花を拾い上げるモーションは花を手にくっつけることで実現しています。 Blender ではオブジェクト間の位置に相関を持たせる Constraint という機能があるのですが これを特定のタイミングで有効化することで花が拾い上げられたように見えています。
ちょっと待ってよのポーズは今見るともうちょっとよくできたかもしれない。
望遠鏡をのぞく
望遠鏡は BlenderKit を利用してお借りしたモデルです。 望遠鏡をのぞくだけなら静止していてもいいのですが、うまく見えずに戸惑っているようにしたかったので 望遠鏡を前にあたふたする様子をモーションにしています。
影絵にしたおかげでただ単に手と首を移動させるだけでもそれなりのものになりました。

空を見上げる
ここは双眼鏡を利用しようか迷ったのですが、後ろ向き+影絵では双眼鏡を使わないほうがいいかなと思い 裸眼で遠くを見るような動作をしています。

葉っぱと風
シーンチェンジとして葉っぱを使うときれいかなと思って作った部分です。 葉っぱ単品のモデルなんてあるわけないので、葉っぱは自作しました。 Free モデルの木から葉っぱを借りることも考えましたが、木のモデルの葉っぱは画像で実現されていることが多く、 今回の使い方には流用できなかったので自作となりました。
葉っぱが風に流される様は Blender の Physics シミュレーションを利用すれば実現ができました。 葉っぱのような軽いものが流される Drag という効果も指定できかなり強い。 後はモデルを ParticleSystem でいっぱい産生するようにして、Wind を発生させて風になびくようにします。
ただ、これだけだと画面転換にはできなかったので葉っぱがカメラにびったりとくっついてくるような部分だけは手でモーションを作成しました。 カメラとの距離感などがわかりづらいので意外と苦労します。
そのあとの葉っぱを手に持っている部分と、色のついた葉っぱが流される個所もモーションを自作しています。 こっちはカメラとの距離は固定なので簡単でした。

何かを書く / 葉っぱが落ちる
机に向って何かを書いています。 真っ黒なので何も見えないんですけど、実はノートが置いてあります。 手と目線を移動させる形にしましたが、上半身の動きも加えるとよりリアルにできたかなと今更思いました。
葉っぱが落ちるモーションは割ときれいにできていると思います。 ただ、シーン自体が短いので動画だと一瞬なんですよね。

窓を見つめる / 振り返って歌う
窓を見つめるあたり、本当はカーテンを開けたかったのですが実現できる気がしなかったので 最初から空が見えている不自然な窓を使うことになりました。
窓に向かって動くモーションはモデル自体の位置だけを動かして実現しています。 歩きモーションを見てみると、自然に歩かせるためには本来腕や肩・腰など全身を動かしてあげる必要があるのですが 幸いにも影絵なのでこれだけでも大きく不自然なところはないかなと思います。
そのあと振り返って歌うところも振り返りのモーション(重心が動く)を作成しています。 ただこのシーン急に動くので若干ギャグっぽく見えないかが不安でした。 腕を持ち上げすぎなのかも。

歌唱モーション
Blender では 3D モデルレンダリングの関連で音に合わせて動かすのが結構難しく、全体的に音合わせに関してはちょっと微妙になっているところがあります。 特に最初のサビの歌唱モーションは初めて音に合わせたモーションを作ったところなので、あんまりあっていないかも。
また、高音を出している箇所では力んでいる様子を表現するようにしました。ヘッドボイスなので頭も震わせています。 カメラから若干遠いので結構大げさに揺らしています。

花を抱きしめる
なんか十字を切っているようにも見えてしまうので、ちょっと妙でした。 ここはそんなに苦労していない。

(歩き → 走り)→ 止まる → がっかり
歩きと走りはモーションを借用しています。 そのあとの急に止まる部分、がっかりする部分は自作なので急にクオリティがアレです。
意外と止まらせるのは難しく、走りで動かしていた各種ボーンの動きを徐々に小さくしながら移動距離も小さくしていき、 最終的には足がきちんとした位置に止まったところでモーションも静止させる必要があります。
また、自然に見せるために静止する前に少し前に体が出るようにしています。ロボットダンスと同じだね(同じか?)。
一応、手を振っているモーションも作っていますが、これは腕を動かしているだけなので特に大変なところはないです。

(歩き)→ チラ見
道中にあるシャベルをチラ見しています。 チラ見程度をモーション作成と言っていいのかわかりません。
穴掘り
地面に文字を書くのにシャベルを使うのかよく知らないのですが、ここでは使っています。 力を入れてシャベルを刺す動作はスムーズというよりもインパクト(衝撃)を発生する動作なので 急に動いて急に止まるといった動きになっています。
地味にシャベルを持ち上げるのが難しかったです。 オブジェクトに対して適切に重心位置を設定していないとモーション作成で苦労するので覚えておいてください。
後せっかく作ったのに演出の関係でほぼ見切れているという悲しさ。

そのあとスコップを地面に立てるモーションの時にはカメラが引いているのでさぼっています。 腕しか動いてない。
ちなみに 0401 は重音テトの腕にあるタトゥーです。01 に下線があるのは初音ミクの番号だから。 私とあなた、的な暗号染みたメッセージ。
両手振り → 片手振り
空に向かって手を振っているシーン。 手を振っているだけ。
地面変形 → 地割れ
地面変形には Geometry Node というものを利用しています。 Geometry Node は Blender のマテリアルのようなノードエディタを用いてメッシュなどを変形させることができるものです。 マテリアルに同じく、Node の種類が非常に多いので私はググって出てきた情報を鵜吞みにする程度の使い方しかできません。
Geometry Node では Input パラメータを指定することができるので、それを時系列で変化させることで動かしています。 合わせてテトさんを動かしていますが、ここは止めの画なので簡単でした。 地面変化に合わせて不安定な体勢になる感じで。
地割れについては、いったん Geometry Node を確定させてから Cell Fracture という Add-on を利用して細切れに分割しています。 分割した後に Rigid Body を Active に設定することでお互いが干渉できるようになります。 ただ、そのままでは単に崩れ落ちるだけなので初動を与えるためにテトさんの周りに見えない RigidBody を置いています。 そのため、中心部分は地割れして他のパーツは外に押し出されるような形になっています。
また、そのままだとすぐにすべてのパーツが落下してしまうため様々な Force Field を組み合わせてなるべく浮遊した状態を保つようにしています。 画としては落ちて行っているような画にしたいのですが、すべてのものを落下させてカメラも同じ速度で動かして、となると結構大変になるので 位置は固定したまま髪をなびかせつつ背景を動かすことで落下している感を出しています。

浮遊動作/アコーディオン演奏
浮遊させること自体は簡単なのですが、どちらかというとカメラワークをどうするべきかに悩みました。 最終的にはターゲットを基準に円形の Path を用意し、その上でカメラを移動させるという方式をとっていますが、 これにはまって今回の MV ではこれ以降円形動作のカメラが多用されています。
ミクさんがアコーディオン演奏していますが、アコーディオンを演奏したことがないのでモーションは結構適当です。 とりあえず音に合わせて手が動いていることが分かればいいかなと思い結構大げさに動いています。

指揮者モーション / アコーディオン演奏 → ジャンプ
指揮者モーションは自分で何度か体を動かしてみてそこから動作を作っています。 滑らかに体を動かす場合、ほぼすべての関節が連動して動くことになるので結構大変です。 また、鞭のようなしなる動きがある場合ボーンの動きを少しずらすなどする必要があります。
そしてこれをリズムに合わせるのが結構難しいのです。
アコーディオン演奏自体は上述の浮遊のところを真似して作ったので良いのですが、 ジャンプ部分はいまだに「これで正解なのか?」と思っているくらいの出来です。
着地後のおっとっと的な動作と、何かあった場所をチラ見する動作を入れることで自然に見せかけようとしています。
ジャンプを単純にするのではなく、回転しながらのジャンプにしてしまったので面倒なことになったのですが、 全ての親というボーンとセンターボーンが徐々にずれていってしまうので、自分の体を軸にした回転動作が難しいんですよね。 もしかするとすべてをセンターボーンでやるのが正解なのかもしれない。わかりません。
ちなみにジャンプ中に首をかしげているのは、そうしないとツインテールがアコーディオンに絡まってしまうからです。今見ると変。

音ハメ
間奏後の部分では音に合わせて背景とカメラを動かしています。 スポットライト部分は実は単なる白い図形で描画しているだけなのですが、 これをカメラに合わせて移動させるのが難しかったです。Constraint を使えば出来たのですが カメラ移動方法によっては追従できず、一部はあきらめてスポットライトを一回消しています。
歌唱モーションは微妙に最初のものと違うのですが、そんなの知らんがなって感じですよね。

ダンスモーション
「社交ダンス ワルツ」で検索して調べていました。 何も知らなかったので、最後に取りたいポーズが「スローアウェイオーバースウェイ」という「ピクチャーポーズ」であることすらこの時知りました。 何それ、必殺技?

たぶん、もう少し身長差があるとよりきれいなポーズにできる気がします。 後、本来はカメラ側を向くポーズになると思います。ここではお互いの Love を見せたいので向きあっています。Love のために。
社交ダンスを調べてみると各ステップに技名がついていて、単純に揺れ動くだけかと思いきや結構難しい動きをしているんですよね。 思っている以上にくるくる回るし激しい動きなので知らないとびっくりします。
自分で打ち込んでみるとなんかおとなしいしかた~いモーションになってしまい、見るに堪えなかったので カメラを動かして、花びらを舞わせてごまかそうとしています。あさましいね。
最初の手を取る部分は想像で作っているのでもしかしたら手が逆とかありそう。
花になる
これがやりたかっただけです。逆に言うとここ以外の映像は全然頭に思いついてなかったので、作るのが大変でした。

メモ
- 動画で出ている花はポピーです。
- 花言葉に絡めようと思ったけど、花言葉ってなんか色んな人が自由に発表しているようであんまり定まったものがなく断念しました。
- 二人の色には若干意味を持たせていて、マゼンタは女性的な印象・優しさ・愛のイメージ、シアンは自由さ・奔放さのイメージ。
- 最後のピクチャーポーズで男性側がミクさんなのも勝手にどこかに行っていなくなるのもこれが由来です。どうでもいい?どうでもいいかも。
- 納得がいく曲名がつけられなかったのでもっといい曲名が思いついたらご連絡ください。